こんにちは!SARAです♪
今回は、HELP症候群と戦いながら出産を迎えたレモンさんの記録です!


そうですよね。実際私も自分がそうなるまでは「何それ?」状態でしたよ笑
さらに胃痛もあり…。なかなか大変なお産でしたが誰かの参考になれば幸いです。
▲▽目次▽▲
お産まではどんな感じ?どんな症状があったの??
妊娠がわかる前(4W頃)には、つわりと倦怠感が既にあり、私の妊娠ライフは始まりました。
通常よく言われる“安定になるとつわりも治まります”という言葉を励みに日々過ごしていましたが、一向に治まらず妊娠も30週頃に胃の辺りの胃痛にみまわれました。
それが、これまで生きてきた中で1番の痛みで病院の床をのたうち回るほどの激痛が走りました。
我慢強い方の私ですが、人目も気にせずに床を転がりまわったのは後にも先にもこの時が最後です。
産科では、どうにも処置の使用がないということで、33週目頃に普通の病院に移りました。


そうなんです。病院では、とにかく痛みをとることを優先に考えて治療してくださいました。
検査もして下さいましたが、赤ちゃんをお腹に入れての検査には限界がありました。
私は、とにかく赤ちゃんを無事に産むまではしっかりしなくては!!と氣を強く持つことに精一杯でした。
それからなんとか耐えて過ごしますが赤ちゃんの成長に伴ってのお腹の膨らみます。
赤ちゃんに押されている臓器は通常の場所に無く、先生たちも検査や診断のしようにとても四苦八苦しておられるようでした。
そんな中、主人から「先生から万が一の状態になったら、どちらの命を優先しますか?と言われたけど、子供には悪いが母親の命を優先でお願いしたから・・・」と告げられました。
これまで、赤ちゃんに逢える日をただひたすら楽しみに悪阻や体のきつさにも耐えてきたのにそれは無いよ・・・と心の中で叫んでいました。


主人の心境もわかりますので、無下には言えませんでした。
私は「どちらも生き延びるけど、この子の方がこの先私より長い人生を生きられるんだから、子供を宜しくお願いしたい」と気持ちを伝えたのでした。
そんな、何とも言いきれない日が2週間余りほど続きましたが、原因はわからず薬で痛みも治まっていたので、一旦退院することになり、その足で産婦人科を受診しました。
すると血液検査の数値がとてつもなく悪い状態で、即刻入院その日のうちに帝王切開となりました。妊娠36週に入った所でした。
その時の体の状態は、消耗しきっているのは言うまでもなく、浮腫みもひどく押したら、プシュッと凹んだままちっとも戻ってこない状態です。
丁度大福に指を突っ込んで引き抜いた格好によく似ていました。
帝王切開になった理由と、帝王切開が分かったときの気持ち
こうして救急に帝王切開になったわけですが、私は怖いという不安感よりも「あ~やっとだせる!!」と言う安心感にもにた思いでした。
ホッとしたと言うのが本音です。
これで赤ちゃんを助けられる!生きて産めると言う思いが込み上げてきたのを覚えています。
私のこの状態の理由は、その時は急激な妊娠中毒症だろうと言うことでしたが、後日“ヘルプ症候群”であることが判明しました。
ヘルプ症候群をググってみると、妊娠後期に又は分娩時に生じる母体の生命危険に伴う一連の症状を示す状態とあります。
溶血(hemolysis)=血中赤血球が破壊されること
肝酵素上昇(ekevated linerenzyme)=肝機能が悪くなる
血小板減少(low piatelet)
の3つの頭文字をとったもの
とにかく体が滅んでいく感覚なのです。
子癇を引き起こすこともあり、実際のに私は非常に危険な状態に陥り子癇も引き起こしました。
手術中の気持ちや、様子はどんな感じ?
帝王切開のオペは医療従事者である主人立ち合いのもと、始まりました。
背中にをエビのように曲げて背骨の間に麻酔を打っているのだという感覚はありましたが、
今までの胃付近の痛みや辛さに比べると全く痛いとは感じないくらいの注射でした。
下半身のみの麻酔でしたので、意識はハッキリとありました。
しかし、暫くすると後頭部下部に違和感と痛みが生じました。
やがて割れるに近いような痛みに襲われ、血圧が急上昇220ほどまで上昇していたと思います。
痛いと思いながらも、赤ちゃんが出てくるまでは氣を抜けません。
お腹をスーッとメスが通る感覚もすべて実感はありました。話し声も全部聞こえるので、状況の把握はできます。
やがて、長男が割れたお腹の隙間から取り出されるのが見えました。
一応目にはガーゼがしてあるのですが、隙間から見ることができました。
取り出されたのが確認できたので一安心・・・。
しかし、それもつかの間、鳴き声が聞こえない!大丈夫か?生きているのか?
やっとで持ちこたえていた私の氣も意識も途絶えいる中遠くで鳴き声が聞こえてきて、その後暫くの意識はありません。
手術後の気持ちの変化や体調の様子
目が覚めても、頭痛と貧血で頭を動かすのも辛いくらいでした。
頭を少し傾けるくらい上げるだけでも気を失うほどの貧血でした。
体力もなく、暫く息子を抱くことも出来ませんでした。
それを悲しむ余裕もないほどの憔悴でしたが、母子ともに生きていたことに、ただただ感謝しかありませんでした。
赤ちゃんへの想いとこれから帝王切開を迎える人へメッセージ
赤ちゃんへは、無事に産まれてくれたことに本当にありがとうと言う思いです。
母体に問題ありの症状ですので、きつい思いをさせてしまったことに申し訳なく思いました。
今では随分大きくなり、未熟児であったことも3人とも感じさせないくらいに成長しました。これからも、元氣に生きて欲しいと思います。
そして既に帝王切開が決まっている人、急遽帝王切開になってしまう人いらっしゃると思います。
帝王切開は痛いと思われると思いますが、都合によりそうしなければならない理由があり、赤ちゃんに逢える手段だと思います。
帝王切開に向かうまでもその後も、やはり基礎的な体つくりは本当に大切だと思います。
しっかりと耐え得る体を考えての食事や生活習慣などで整えておかれることを、おすすめいたします。
そうすることで、その後の回復速度も気力の戻り方も全然違うと思います。
赤ちゃんに逢えることを楽しみに、妊娠ライフを味わって下さい!
ご無事に出産されますことをお祈りしています。

本当に壮絶なマタニティ期間でしたね…!
出産は奇跡と言いますがまさしくその通りだなぁと、レモンさんの体験談を伺って思いました。
どうか同じ症状でお悩みのプレママさんの参考になりますように。
レモンさんありがとうございました!