こんにちは!SARAです!
こどもの日には必ず見かけるこいのぼり。
この記事では「こいのぼり」の意味を上から順番に解説したいと思います。
こいのぼり一番上から順番に意味がある!
こいのぼりと聞いてまず思い浮かべるのは鯉の姿ですよね(当たり前か)
童謡でも歌詞になっているのは鯉の姿のみ。
やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとうさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる

てっぺんについている金具の意味
この部分は矢車(やぐるま)という名前です。
矢はもともと「邪気払い」や「幸運を射止める」意味があり、縁起が良いものとされています。
また車輪のような作りは、矢を放つのに必要不可欠な弓を連想させる作りになっています。
これは五月人形同様に戦国武将になぞらえられているようです。

これは神様に「ここに男の子がいますよ!どうか見守ってくださいね」と、お知らせするために音がなるようになっています。
SARAはこいのぼりを見かけて矢車がまわっていたら「あ、今神様が遊びに来ているんだなぁ」と思ってみるようにしてます!
一番上のカラフルなヒラヒラは一体なに?
鯉よりも一番上に君臨し、とにかくカラフルで目立つこのヒラヒラ。
これは吹き流しという飾りになります。
この吹き流しは5色(青、赤、黃、白、黒)で成り立っています。
青…うっそうと茂る樹木
赤…燃え盛る炎
黄色…安定の大地、土
白…富を彷彿とさせる金
黒…清らかな水
これはむかーしの中国の五行説から来ており「全てのものはこの5つの元素で成り立っている」という意味です。
吹き流しはこの大切な5色を取り込むことで、大切なわが子に悪いものが近寄れないよう「魔よけ」として使われています。

昔は1匹しか泳いでいなかったこいのぼり
昔々、こいのぼりは真鯛の黒一色、一匹のみでした。
武家社会では長男が何より重要!
家存続や子孫繁栄のための象徴であったためと基本的には長男を祝うイベントとされていました。
昔は子どもが7歳まで生き延びるのも大変な時代。
そんな中、とにかく長男は無事に生き残れるようにという意味合いが強かったようです。

昭和に入ると、子供の生存率がググっと上がったことが関係しているようです!子供の生存率を大きく願う必要がなくなったこと。
そして、一家の大黒柱であるお父さんを敬う文化から、一番大きな鯉はお父さんに変化しました。

これは東京オリンピック(1964年)以降、こいのぼりがカラフルに変化したことが大きく関係しているようです。
五輪が5色であるようにこいのぼりの色も多様化し、赤色=おかあさん鯉と定着したようです。
これには諸説あるのでどれが正解かは謎に満ちています。
- 赤(緋色)は火をイメージしており、火は文明を生み出した母であることからおかあさん鯉になった
- 赤はあたたかく家庭を守るイメージ色だからおかあさん鯉になった
黒=おとうさん、赤=おかあさんが定着したことにより、そのほかの色がこどもたちとなったようです。
まとめ
こいのぼりの意味をてっぺんからまとめてみました!
- 一番上の金具は矢車で神様に男の子がいることを知らせるもの
- 5色のカラフルなヒラヒラは「魔よけ」の意味があること
- 昔は一匹だった鯉も、家族を象徴とするイメージ像に合わせてカラフルに増えたこと
初節句を迎える前に、知っておくと楽しみ方も増えそうですね。
ぜひ子供にドヤ顔で説明してあげてくださいね!w